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染料を生地へと染着(定着)させるために 蒸箱(むしばこ)と呼ばれている蒸し器を使用して生地を蒸しあげる加工。

蒸し時間は生地の状態・色の濃度、そして季節により変化します。
一般的には30分〜90分間蒸すことが多い。

生地の種類(正絹・綿・麻・合成繊維)と染料の種類により、
圧力をかけて100度以上の高温で蒸すこともあるが、
弊社では常圧下(1気圧)にて100度の蒸気(湯気)にて加工を行っています。

作業工程

染料を生地へと染着(定着)させるために蒸気で反物を蒸しあげます。

カン掛け(ピン掛け)と呼ばれる技法にて反物を木枠に掛けて吊るしていきます。

木枠には針が打ち付けてあり、この針に反物のミミ(端)を刺します。

枠に反物が掛かった状態。
反物の色の濃さ、伏せ糊の付きかたなど
生地の状態により針に掛ける間隔を狭めたり広げたりして調整します。

反物を掛けた枠を蒸箱(むしばこ)という蒸し器の中に入れます。
絹の場合は、100℃の蒸気で主に30分〜120分間蒸します。
染料の色により、蒸し時間が変化し、色が濃くなればなるほど蒸し時間は長くなります。
約180分もしくはそれ以上蒸すこともあります。

蒸箱の仕組みは料理で使う蒸し器と同じような構造で
下部に水をためて、それを沸かすことによって発生した蒸気(湯気)にて蒸しあげる仕組みです。
綿・麻・合成繊維などは圧力釜を使用して
100℃以上の高温で蒸しますが、弊社では高圧蒸は行っておりません。

株式会社 辻本
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